Twitchパートナーになるための条件とは?メリットやアフィリエイトとの違いも解説
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Twitchで配信をしている方なら、一度は「Twitchパートナー」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。パートナーになると収益化機能が大幅に向上し、多くの特典を受けられるようになります。
この記事では、Twitchパートナーになるための具体的な条件から、パートナーとアフィリエイトの違いまで、詳しく解説します。
配信者として次のステップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
Twitchパートナーのメリットとは
ここでは、Twitchパートナーになることで得られる主なメリットを3つ紹介します。
収益化ができる
パートナーになる最大のメリットは、収益化の幅が大きく広がることです。サブスクリプション収益、ビッツ(投げ銭)、広告収益の3つの柱で安定した収入を得られます。
特にサブスクリプション収益では、視聴者が月額料金を支払ってチャンネルをサポートできるもので、パートナーの場合は配分率がアフィリエイトよりも高く設定されています。
サブスクリプションについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
カスタマイズ機能が使える
パートナーになると、チャンネルの個性を表現するための豊富なカスタマイズ機能が利用できます。
例えば、カスタムスタンプでは、サブスクライバー数に応じて最大60個のスタンプロットをアンロックできます。
カスタムチャットバッジも作成でき、サブスクライバーのサブスク期間に応じた特別なバッジの作成が可能です。
これにより、長期サポーターは特別感を得られ、コミュニティの結束を高められます。
配信機能の拡張ができる
パートナーは、配信そのものの品質と機能性を向上させる多くの特典を受けられます。
特に重要なのは「ビデオトランスコード」で、パートナーが常時最優先でビデオ品質オプションを利用できます。
VODストレージの延長により、配信アーカイブを60日保存することも可能。アフィリエイトは14日間のみなので、視聴者が後から配信を見返しやすくなります。
また、再配信やプレミア機能、配信遅延機能、専門サポートチームへのアクセスなど、配信活動をサポートするさまざまな機能が利用できます。
Twitchパートナーになるための条件
Twitchパートナーになるには、厳格な条件をクリアする必要があり、その条件について解説します。
Twitchパートナーシップ基準
パートナーになるためには、以下の基準を満たす必要があります。
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パートナーへの道のアチーブメントを完了するか、他のサービスで大規模かつエンゲージメントが高い視聴者・フォロワー層があることを示す必要があります。
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コンテンツがTwitchのコミュニティガイドライン、サービス利用規約、DMCAガイドラインに準拠していなければなりません。
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パートナーへの道のアチーブメントを完了された方は、アチーブメントの基準を常にクリアしていなければなりません。
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ホスト、Raid、再配信、プレミア、フロントページのスポットライト、サブスクライバー限定配信による総視聴人数は、パートナーシップを検討する材料としてカウントされませんのでご注意ください。
- アチーブメントダッシュボードでパートナーへの道のアチーブメントを完了した配信者には、パートナーシップに申請するためのボタンがアンロックされ、応募の審査も優先的に行われます。
※パートナーへの道のアチーブメントはTwitchが求めるパートナーの最低限の基準であって、この基準を満たすことでパートナーシップを保証するものではありません
出典:Twitchパートナープログラム(Twitch)
https://www.twitch.tv/p/ja-jp/partners/
パートナーへの道
具体的な数値目標として、過去30日間で以下の3つの条件を全て同時に達成する必要があります。
1. 25時間配信する
1日あたり約50分の配信を継続することに相当します。定期的な配信スケジュールを維持することが重要です。
2. 12日配信する
週に3〜4回の配信を行えば達成可能ですが、より多くの日数で配信することで視聴者との接点を増やせます。
3. 平均視聴者数75人
おすすめ、Raid、埋め込みを除いた同時視聴者数で計算されます。さらに、申請直前の2ヶ月間に特定の30日間で8つ以上の個別配信で平均75人以上の視聴者を獲得している必要があります。
Twitchパートナーとアフィリエイトの違い
パートナーとアフィリエイトの違いを、主な機能別に紹介します。
投げ銭
アフィリエイトでは基本的なビッツ機能を利用できますが、カスタムスタンプは作成できません。
パートナーの場合、ビッツ機能に加えてカスタムスタンプとカスタムバッジを作成できます。また、支払い手数料がTwitch負担となるため、配信者の実質的な収入が増加します。
サブスクスタンプ
アフィリエイトでは、最大5個のサブスクスタンプをアンロックできます。
パートナーは最大60個のサブスクスタンプを利用でき、サブスクポイントによって段階的にアンロックされます。
グループ配信
アフィリエイトには、グループ配信に関する機能はありません。
パートナーには、コラボ配信向けの新たな収益化支援機能として「統合ハイプトレイン」が予定されています。また、視聴者が特定の瞬間にビッツを使用して他の視聴者を呼び込めるツールも今後導入予定です。
配信アーカイブ保存
アフィリエイトでは、VODを14日間保存できます。
パートナーの場合、VODを60日間保存でき、アフィリエイトの4倍以上の期間となります。また、再配信とプレミア機能により、過去のコンテンツを再活用した配信も可能です。
まとめ
配信者はパートナーになることで、収益化機能の拡大、豊富なカスタマイズオプション、配信品質の向上など、多くのメリットを得られます。ただし、条件は非常に厳しく、人気ゲームでも限られた配信者しか達成できていないのが現状です。
アフィリエイトから始めるなど、継続的な配信を通してステップアップしていくと良いでしょう。
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