Twitch配信をアーカイブに残すには?アーカイブ以外の保存方法も紹介
Twitchで配信をしていると、配信後にアーカイブが残っていないという経験があるかもしれません。せっかくの配信を視聴者に見返してもらうためにも、アーカイブの設定は非常に重要です。
本記事では、Twitchで配信をアーカイブに残す具体的な方法と、保存期間の制限を回避する方法について詳しく解説します。配信を始めたばかりの初心者から、より安定したアーカイブ管理を求める経験者まで、ぜひ参考にしてください。
Twitchアーカイブに残すには?
Twitchで配信をアーカイブとして残すためには、事前の設定が不可欠です。また、通常の設定では、7日間という短い保存期間しかないため、長期保存したい場合はダイジェスト機能の活用が重要になります。
配信者設定
まず、基本的なアーカイブ設定を行う必要があります。この設定を間違えると、配信終了と同時にアーカイブが失われてしまうので注意しましょう。
1. Twitchにログインし、画面右上のプロフィール画像をクリックします
2. 表示されるメニューから「クリエイターダッシュボード」を選択します

3. 左側のメニューから「設定」をクリックし、「配信」を選択します
4. VOD設定の項目にある「過去の配信を保存する」をONに切り替えます

ビデオプロデューサーを開く
配信のアーカイブをより詳細に管理するには、ビデオプロデューサーという機能を使用します。ここでは、過去の配信の閲覧、編集、削除、ダウンロードなどの操作が可能です。
1. クリエイターダッシュボードのメニューから「コンテンツ」を選択します
2. 「ビデオプロデューサー」をクリックします
3. 過去の配信一覧が表示され、各動画の詳細な管理が可能になります
ダイジェストをクリック
通常のアーカイブは最大60日間(一般ユーザーは7日間)で自動削除されますが、ダイジェスト機能を使用することで永久保存が可能になります。
1. ビデオプロデューサーで保存したい配信を選択します
2. 配信の右側にある「ダイジェスト」ボタンをクリックします
3. ダイジェストツールが開き、保存したい範囲を設定できるようになります
ダイジェスト機能では、配信全体を保存することも、特定の場面だけを切り抜いて保存することも可能です。
配信時間が長い場合は、視聴者にとって見やすい長さに編集することをおすすめします。
ダイジェストの公開
ダイジェストを作成したら、公開設定を適切に行う必要があります。
1. ダイジェストツール内で「ダイジェストを公開する」をクリックします
2. タイトルと説明文を入力します
3. 適切なカテゴリーを選択します
4. サムネイルを設定します
5. 公開設定をします
公開設定は後から変更できるため、最初は非公開で作成し、内容を確認してから公開に切り替えることも可能です。
ダイジェストの編集と保存
ダイジェスト機能では、単なる保存だけでなく、配信の編集も行えます。
1. タイムライン上で保存したい範囲をドラックして選択します
2. 不要な部分を削除したい場合は、複数の範囲を組み合わせることができます
3. プレビュー機能で仕上がりを確認します
4. 問題がなければ「変更を保存」をクリックします5. 編集が完了すると、ダイジェストが永久保存されます
編集機能を活用することで、配信のハイライト部分だけを残したり、視聴者にとってより魅力的なコンテンツに仕上げることが可能です。
視聴者がアーカイブを保存する方法
配信者だけでなく、視聴者側でも配信の一部をアーカイブとして保存する方法があります。ただし、これには配信者の許可設定が必要です。
クリップアイコンをクリック
クリップの範囲を適切に設定することで、より魅力的なコンテンツを作成できます。
1. 配信画面またはアーカイブ画面でクリップアイコンを探します
2. アイコンをクリックしてクリップ作成モードに移ります
3. 最大60秒までの範囲を選択できるようになります
クリップ機能は、配信中の印象的な場面を即座に切り抜いて保存できる便利な機能です。視聴者同士で共有することも可能で、配信の宣伝効果も期待できます。
保存範囲の設定
クリップを多くの人に見てもらうためには、適切なタイトル付けが重要です。
1. 開始位置と終了位置をスライダーで細かく調整します
2. プレビュー機能で内容を確認します
3. 必要に応じて再生速度を調整することも可能です
効果的なクリップを作成するには、場面の前後に少し余裕を持たせることがポイントです。
タイトルを追加
Twitchのアーカイブ保存期間は、配信者のステータスによって大きく異なります。この制限を理解しておくことで、重要な配信を失うリスクを回避できるでしょう。
保存期間に注意が必要
Twitchのアーカイブ保存期間は、配信者のステータスによって大きく異なります。この制限を理解しておくことで、重要な配信を失うリスクを回避できるでしょう。
Twitchパートナー、PrimeおよびTwitch Turboユーザー
以下の条件を満たすユーザーは、最大60日間アーカイブが保存されます。
・Twitchパートナーシッププログラム参加者
・Amazon Prime会員
・Twitch Turbo利用者
Amazon Prime会員の場合、既存のPrimeアカウントでTwitchと連携するだけで保存期間が延長されるため、最もコストパフォーマンスの良い選択肢といえるでしょう。
アフィリエイト
Twitchアフィリエイトプログラムに参加している配信者は、14日間アーカイブが保存されます。アフィリエイトになるための条件は以下の通りです。
・過去30日間で合計240分以上の配信時間
・過去30日間で4日以上の配信日数
・4日間で平均視聴者数が3人以上
・25人以上のフォロワー獲得
これらの条件は比較的達成しやすく、継続的に配信を行っていれば多くの配信者が到達できるレベルです。
それ以外のストリーマー
一般的な配信者の場合、アーカイブはわずか7日間のみ保存されます。この期間は非常に短いため、重要な配信は必ず期間内にダイジェスト機能で永久保存することを強くおすすめします。
7日間という制限があることで、配信者は計画的にアーカイブ管理を行う必要があります。週2〜3回配信を行う場合、前の配信のアーカイブが残っているうちに次の配信を行うことになるため、常に保存の優先順位を考えておくことが重要です。
Twitchアーカイブ以外で保存する方法
Twitchの標準機能だけでは不安という配信者のために、外部ツールを使った確実な保存方法もあります。
OBS Studioで録画する
多くの配信者が使用しているOBS Studioには、配信と同時に録画を行う機能があります。この方法を使えば、Twitchの保存期間に関係なく、確実にコンテンツを手元に残すことが可能です。
OBS Studioでは、以下の方法で配信の録画が可能です。
1. OBS Studioのメイン画面で「設定」ボタンをクリックします
2. 左側メニューから「出力」を選択します
3. 録画開始前に「録画開始」ボタンをクリックします
4. 配信終了後「録画停止」ボタンで録画を終了します
Twitch Studioで録画する
Twitch公式が提供する配信ソフトでも、配信と同時に録画を行うことができます。公式ソフトならではの安定性と使いやすさが特徴です。
Twitch Studioでは、以下の方法で配信の録画が可能です。
1. メイン画面下部の「配信を始める」ボタン横にある「▼」をクリックします
2. 表示されるメニューから「ビデオを録画」を選択します
3. 歯車アイコンから「収録」設定を開き、保存先フォルダーを確認・変更します
4. 配信開始と同時に録画も自動的に開始されます
どちらの方法を選ぶかは、配信者のスキルレベルと求める機能によって決まります。初心者はTwitch Studio、より高度な機能を求める場合はOBS Studioを選択すると良いでしょう。
まとめ
Twitch配信のアーカイブを残すためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。基本的な「過去の配信を保存する」設定やダイジェスト機能を活用した永久保存、OBS StudioやTwitch Studioを使った同時録画など複数の方法を組み合わせることで、配信コンテンツを保護できるでしょう。
アーカイブは単なる記録ではなく、配信者と視聴者をつなぐ貴重な資産でもあります。本記事で紹介した方法を活用して、効果的なアーカイブ管理を実践していきましょう。